出会いはいつも突然に。
「疲れた。」
「もう辞めたい。」
「はぁ〜毎日辛すぎる。」
「誰か助けてくれないかなぁ。」
「こんなことのために生まれたんじゃない‼️」
※光が差し込んでくる
「ティロティロティーン♫」
天使「大丈夫?どうしたの?」
私「て、天使さん?」
天使「そうよ。なんでも話して(^ ^)」
私「いや、結構です。」
天使「なんで?なにか辛そうだったじゃない?」
私「見ず知らずの天使さんにする話ではないんで。」
天使「なんで?誰にも言わないよ。あなたの助けになりたいの╰(*´︶`*)╯♡」
私「いや、本当大丈夫なんで、他のところに行ってあげて下さい。」
天使「なんで?色々話してよ?楽になるよ。」
私「..................。」
天使「ほら、我慢しなくていいんだよ(^o^)」
私「うっさいんじゃー❗️ボケッー‼️コミュ障なんじゃ察せ❗️」
私「大体、天使顔して近づいてくる奴って、ろくなやついないんだよ。」
天使「そんなこと言わないで.....。
あなたのためを思って............。」
私「あなたの為って思ってるなら、こんなに辛くなる前に助言しに来いよ。なんか、分かりづらい助言じゃなくて、直球のな。」
天使「うわぁーん。💦」
私「(T . T)、そろそろだな。」
※天使崩れ落ち堕天する
シュ〜 (効果音)
私「なんか色変わったな?イメチェンか?」
堕天使「うっさい。お前のことなど、もう知るかっ!」
私「いきなりなんだよ。話しかけてきたのは、天使さんだよ?
ちょっと正論かざしたら、暗くなりやがって。
でさぁ〜、聞いて欲しいんだけどぉ。」
堕天使「黙れ!黙れ!黙れ!憎い何もかもが憎い!許すまじ!人間!」
私「ちょっと聞けよ❗️」
堕天使「ギロッ❗️なんだぁ‼️」
私「あんた、よく見ると可愛い顔してんなぁ。それに黒髪の方が似合うよ。今フリーなら、俺と付き合ってくれよ!」
堕天使「えっ!いきなりなによっ!そんなこと言われても嬉しくないんだからぁ!」
私「本当なんだ。毎日辛すぎて、もう人生しんどかったんだよ。そこに偽善者のお前が来たんだ。でも笑顔が胡散臭かったから、試したんだ。」
堕天使「試しただと。この私を?」
私「そうだよ。試した。」
堕天使「人間ごときに試され、堕天まで.....。」
私「いいじゃねーか?堕天しても。
それに今の方がよっぽど話しやすいぜ。
本音でお前とは話せる気がするぜ。」
堕天使「もう天使には戻れんぞ!
お前の願いも聞いてやれん!力を失ったからな.....。」
私「力を無くしたお前だから、俺の願いを叶えられるんだ。」
「俺と一緒に生きてくれ!」
堕天使「天使より、堕天使を選ぶとはお前もおかしな奴よ。いいだろう、その願い叶えたもう。お前と一緒に生きてやる。」
私「これから、よろしくな ダ。」
堕天使「いや、堕天使のダは苗字じゃないぞ。」
私「じぁなんて呼べば。」
堕天使「しっ...。」
私「あっ!なんだよ。聞こえねーよ。」
堕天使「しっ、しーちゃんって呼べば.......。」
私「しーちゃん、これからずっ〜と、一緒だよ。」
堕天使「うん(^ ^) 」
落ちたことで得る幸せ、今まで気付かなかった幸せを感じることができる。人間とは実に馬鹿な生き物で常に失ってから気付くのである。
次回予告
「酒の力で全て忘れよう。」
「ぜってぇ見てくれよな。」